| 高齢者や身体障害者にとって、水回りでの作業に伴う負担や危険は大きいものです。
バスルームでは足を滑らせて転倒する可能性がありますし、
長時間立ったままでの調理や皿洗いも苦痛になります。
夜中に目を覚ましてトイレにいくことも多くなるでしょう。
水回りをバリアフリー化すれば、このような負担・危険を軽減することができます。
リフォームの第一歩は水回りの配置を考えることでしょう。
例えば寝室の近くにトイレを設置する、食器類は食卓の近くにしまうなど、
動線を短く、そして単純にすることが大切です。
寝室が2階にあり、トイレが1階にあるというような住まいでは
夜間、寝起きの状態でトイレのたびに階段を上り下りする必要があり、
転倒による事故が起きやすくなってしまいます。
また調理や皿洗いの負担を軽くするために、
椅子に座ったまま作業できるキッチンにするのもいいでしょう。
自動皿洗い機や自動乾燥機を設置するのも効果的です。
トイレは和式よりも洋式の方が立ち座りの負担が少なくバリアフリーには向いています。
トイレのドアは重心移動の必要が少ない引き戸が理想ですが、
構造上難しい場合は外開きにしてください。
内開きでは事故が発生した場合に外側から開けられなくなる可能性があります。
バスルームでは座ったまま体を洗えるようにシャワーや水栓の位置を調節したり、
腰掛けた状態から入れるタイプの浴槽にしたり、
というように立ち座りの負担を軽減することを考えてください。
またトイレや脱衣所では温度差についてもケアしておきたいところです。
場所ごとに適切な暖房機器を設置するなど、対策をしましょう。
その際の暖房機器はつまずき防止のため、場所をとらないものを選んでください。
水回り、特にトイレやバスルームは転倒などの事故が起きやすい空間ですので、
力を入れてしっかりとしたリフォームをおこないましょう。 |